2019年12月26日木曜日の14時頃〜16時の日没頃、日本全国で部分日食が見られる日でした。部分日食というのは、月が太陽の前を横切るために太陽の光が遮られ、さも太陽が欠けたように見えるという天体現象です。
この日は日本全国で天気が悪く観測が危ぶまれたものの、太陽ほど輝く天体なら多少雲が厚くても観察できることは分かっていたので、希望を捨てずにチャレンジしてきました。
日本は全国的に曇りという悪条件
2019年12月26日の天候は曇り、雨こそ降ってはいないものの日食を見るのは難しそうな気象条件でした。一応「あの辺りに太陽が出てるかも」というのが分かる程度で太陽の形をしっかりと見ることはできませんでした。
星座アプリで太陽を探せ
しかし今回の部分日食、東京では日の入りまで2時間くらい続くのでまだまだチャンスはあります。ひとまず星座アプリで太陽の位置を確認してその時を待ちました。
太陽の撮影には専用のフィルタが必要
曇っていても太陽の光は強力です。太陽を撮影する為にはデジタルカメラに専用のフィルタをつけて撮影する必要があります。これはカメラのレンズに重ねて装着する黒いパーツで、太陽の光を減光して形をハッキリと映し出すアイテムです。
部分日食見れました!
カメラを構えじっと待っていたところ、ついに雲と雲の合間にかろうじて太陽が姿を現わしました。
下の方が丸く欠けているのがわかりますか?ここに月がいるわけです。
悪天候でしたが粘り勝ち。無事に部分日食を観察し撮影することができました。
すぐに太陽は厚い雲の奥へ・・・
しかし太陽が顔を出したのは数分のみ。このあとすぐに太陽は厚い雲に隠れてしまいました・・・。今回部分日食が撮影できたのはとてもラッキーでした。
次回は 2020年6月21日 17時頃
前回の日食は2019年1月6日、今回が12月26日、次回は2020年6月21日、その次は2023年4月20です。日食はそう頻繁にある天体現象ではありません。
次回2020年6月21日(日)17時頃、少し曇っている程度なら是非とも夕方の空を見上げてみてください。
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