2010年1月30日 静岡県にある音止滝(おとどめのたき)と白糸の滝(しらいとのたき)を観光してきました。
音止滝は芝川本流にある滝幅5m、落差 25m の滝です。その滝幅と落差で打ち付けられる音はとても大きく会話すらままならない程の轟音を響かせていました。
一方で、白糸の滝は滝幅200mにも及ぶ横長の滝で、糸のような幾本の小さな滝から構成されたとても神秘的な滝です。白糸の滝は国の名勝・天然記念物にも指定されている滝です。
音止滝にきれいな虹が架かっていました。
この日は晴天に恵まれ、2月になろうとは思えない程の暖かさの中での観光となりました。
付近の駐車場に止め整備された遊歩道を歩くと、轟音とともに音止滝が姿を現しました。遊歩道から目下に望める音止滝はとても豪快。雲ひとつない青空から降り注ぐ日差しが音止滝に虹を架けていました。
白糸の滝を見に訪れた観光客がここで満足して帰ってしまうからでしょうか?「これは音止滝です」という案内が表示されていました。
白糸の滝はもう少し奥にある様です。
遊歩道を奥へ進むと白糸の滝が見てきました。
お食事所やお土産屋さんが軒を連ねる遊歩道をさらに奥へと進むと、再び滝の音が聞こえてきました。そのまま奥へと進み長い階段を下って行ったところで、その先に白糸の滝が姿を現しました。
日差しは暖かいものの季節冬、滝を見物するには肌寒い季節です。前回夏に訪れた際には多くの観光客でにぎわっていましたが、さすがに寒い時期に滝を見にくる人は少ないのかとても静かでした。
白糸の滝のすぐそばに露店が出ているのですが、そこの人によると12月過ぎから2月あたりは空いているとのことでした。ちなみにこの露店、トウモロコシやサザエ、ハマグリ、イカなどを炭火で焼いてくれます。滝を見ながら食べるイカ焼きは最高でした。
白糸の滝にも虹が架かっていました。
冬の澄んだ空気を貫く太陽の光が、白糸の滝にも虹を架けていました。
白糸の滝に架かる虹と上に広がる青空とが白糸の滝を際立たせていました。
滝の水しぶきが霧となり肌寒さを感じつつも日差しの暖かく、観光客も少なかったためにゆっくりのんびりと滝を見ることができました。
壁全面を流れる白糸の滝に、あえてズームイン。
滝壺にズームイン
白糸の滝は壁一面を広く高く流れ落ちる”白糸”の様な風景を遠くから見てこその滝ですが、あえて滝壺をズームで撮影してみました。
壁を伝う白糸の滝は水の流れが穏やかで、滝壺付近の水面は底まで澄んで見え、カラフルでとてもきれいでした。
岩肌にズームイン
水の流れていない岩肌に目を向けると、滝の水しぶきが飛ぶ岩肌を一匹の野鳥が歩き回っていました。
帰ってから調べてみたところ、その野鳥はおそらくキセキレイの様でした。
名勝の名に恥じない眺めでした。
少し高いところに上ると白糸の滝と富士山を同時に望むことができました。
冬で草木は寒そうな装いでしたが、きっと春や秋には草木の新鮮な色も加わってより華やかな装いで観光客を迎え入れていることでしょう。
撮影ノート
今回の撮影は、デジタル一眼の Nikon D5000 と標準のレンズセットで購入した広角レンズとズームレンズを交換しながら撮影しました。滝を広く撮ったり寄って撮ったり標準のズームレンズセットで十分通じます。
滝の撮影はシャッタースピードを設定して、滝の柔らかさを出しつつも、三脚なしで手ぶれしにくい1/100で撮影しました。周囲の状況や滝によってシャッタースピードを試しながら撮っていたので、設定まわりなど操作性の良いデジタル一眼がとても便利でした。
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